Wednesday, May 21, 2014

背縫いと映画



背縫いと映画





昨夜、明日の和裁レッスンに向けて宿題をやっていました。

背縫いをチクチク。

縫っている間に、友人からお勧めされていたアニメ映画鑑賞。

観たのはこちら!



アズールとアスマール









フランス人のミッシェル・オスロ監督の作品です。

私は見ていないけれど、キリムと魔女と同じ監督。



*あらすじ

青い眼を持つアズールと黒い瞳を持つアスマール。アラビア人の乳母ジェナヌのもと、アズールはヨーロッパの領主の子、アスマールは貧しい他国者の乳母の子 と身分の違いはあっても、ふたりはおやつもお乳も子守唄も半分ずつ。まるで兄弟のように暮らしていた。しかし身分も人種も違えば、生活は異なってくる。立 派な服を着て、剣道に乗馬にダンスにと忙しいアズールに対して、それを見ているだけのアスマール。お互いの違いがケンカの種になるのもしょっちゅうだった が、困った時は助け合う本当は仲の良いふたり……しかし別れは突然やってきた。アズールが寄宿生活をすることになり、領主はジェナヌとアスマールを屋敷か ら追い出してしまう。時は流れたが、成長したアズールはジェナヌの唄っていた子守唄を忘れることができない。その歌に出てくる「ジンの妖精」を救うため、 海を渡ることを決意する。辿り着いた憧れの国で最初に耳にした言葉は「青い眼は不吉」。遠いイスラムの地で仕方なく盲目のふりをして暮らすアズールだったが・・・





友人からはざっくりと、モロッコ辺りが舞台で絵が綺麗でちょこちょこアラビア語だよと説明を受けていました。観た後に思う事は、なんて雑な説明ということ。



確かに透明感のある絵に、美しいアラベスクな文様たち。

でもアラビア語は、ちょこちょこどころか3分の1以上はアラビア語!

原語のフランス語は日本語音声になっていますが、アラビア語に関してはアラビア語のままで放映するという契約になっているそうで、字幕もありません。



アニメを見ていて思ったのは、物語だけおっていても面白い作品。

だけど、これを社会問題に重ね合わせてみると更に深く見られる作品。

まさにフランスにおける移民問題や、アラブ人=テロリストと安易な考えを持つ人たちを、逆の立場に置くことで風刺しています。



母国では優位だったアズールが碧い目は不吉という理不尽な理由だけで、イスラムの国で偏見や迫害を受ける。

言語もちゃんと分からない。



ちなみに、アラビア語の字幕がついていないのは、アズールと同じような感覚を味わってほしいからだとか。

幸か不幸かアラビア語を勉強していたので、何を言っているのか分かるのでより楽しめたけれど、アラビア語が分からなくても十分に楽しめる作品。





無声映画を楽しめるのと同じで、目で理解できる( ´艸`)







無事宿題の背縫いも終わって、映画も楽しめて良い夜だった♡





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