*着物本 香華
あらすじを読むと
女としてのたしなみや慎みを持たず、自分の色情のままに男性遍歴を重ね、淫女とも言えるような奔放な生き方をする母の郁代。そんな母親に悩まされ、憎みさえしながらも、彼女を許し、心の支えとして絶えずかばい続ける娘の朋子。―古風な花柳界の中に生きた母娘の肉親としての愛憎の絆と女体の哀しさを、明治末から第二次大戦後までの四十年の歳月のうちに描く。
と書かれている。
正直、どんな母よと思ったけれど、読めば読むほど引きこまれてあっという間に読み終わりました。
主人公の朋子のしっかりせざる終えない状況から生まれた生真面目な性格。
自由すぎる母。
母を憎みながら切り捨てられない情がリアルで、はっきりと気持ちの良いハッピーエンドではないけれど、読み終わった後に自分が朋子という人生を過ごしたような人生の重みを感じました。
さらに!物語の本筋も美味しいけれど、着物好きとしては1冊で2度美味しい本です。
日本固有の色や模様の描写、母郁代が着道楽なこともあって着物関連の描写も満載。
けして読了感が爽やか♪なわけではないんだけど、心に残る作品でした。
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読書の秋に乗ったわけじゃないけれど、最近本を読みたい欲求のスイッチが入っています。
1冊読み終わるとすぐに違う本が読みたくなるのです。
これってランナーズハイならぬ読書ハイ?
図書館へ行くとあれもこれも借りたくなって、つい帰り道が重くなる。
この間は持ちかえるのに腕が筋肉痛になるという軟弱さ・・・
さて、昨夜読み終わった有吉佐和子氏の『香華』
あらすじを読むと
女としてのたしなみや慎みを持たず、自分の色情のままに男性遍歴を重ね、淫女とも言えるような奔放な生き方をする母の郁代。そんな母親に悩まされ、憎みさえしながらも、彼女を許し、心の支えとして絶えずかばい続ける娘の朋子。―古風な花柳界の中に生きた母娘の肉親としての愛憎の絆と女体の哀しさを、明治末から第二次大戦後までの四十年の歳月のうちに描く。
と書かれている。
正直、どんな母よと思ったけれど、読めば読むほど引きこまれてあっという間に読み終わりました。
主人公の朋子のしっかりせざる終えない状況から生まれた生真面目な性格。
自由すぎる母。
母を憎みながら切り捨てられない情がリアルで、はっきりと気持ちの良いハッピーエンドではないけれど、読み終わった後に自分が朋子という人生を過ごしたような人生の重みを感じました。
さらに!物語の本筋も美味しいけれど、着物好きとしては1冊で2度美味しい本です。
日本固有の色や模様の描写、母郁代が着道楽なこともあって着物関連の描写も満載。
けして読了感が爽やか♪なわけではないんだけど、心に残る作品でした。
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