
*着物本 養蚕と日本の絹
日本の養蚕事情と日本産の絹や反物に関しての本を2冊読みました。

中谷比佐子氏著
着物=日本
だけど、着物=日本産の絹では無いんですよね。
私が6歳ごろまで住んでいた山梨の小さな村では屋根裏部屋で養蚕している人が多く、母も当時手伝いに行っていました。
「蚕さん」「蚕さん」とよく話しに出て着ていたのを覚えています。
馴染みが深かった分、日本全体で養蚕がどんどん減っていることいも気が付かなかった。
『きものという農業』は農業というと食物と思ってしまう狭い嗜好を広げてくれ、また2007年当時の養蚕、麻、綿などの状況、ただ育てるだけでなく大地の重要性などを分からせてくれる本でした。
日本産絹が存亡の危機というのは聞いていたけれど、綿が自給率0%ということも知らなかった。
綿製品が好きだしよく着ますが、日本産おいうのも見るけます。
でもそれって日本で仕立てれば日本産とかけるからくりもある。
数日前に読んだ梨木香歩さんの『からくりからくさ』でも登場人物の一人が紬などの手仕事がどんどん失われていっていると書かれた文章を読んだ直後だっただけに連動して深く考えちゃいました。
2冊目の『天の虫 天の糸』ではプラチナボーイと呼ばれる雄の蚕さんからだけとった絹糸の開発とそれを使った染色や紬の職人さんの話が読めます。
伝統を踏襲しつつ現代に寄り添った新しい形を模索する職人さんたち。
着物好きの一人として、良いものを作っていく職人さんたちの労働環境が向上し、価格競争で値段を下げるのではなくいい物を適正な価格で取引できるような環境を作っていく着物好きになりたいです。
まずは現状を知るところから。
現状を打開しようと頑張っている職人さんを応援するところからはじめたいです。
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日本の養蚕事情と日本産の絹や反物に関しての本を2冊読みました。
中谷比佐子氏著
- 長町 美和子氏著
- 天の虫 天の糸―蚕からの着物づくり/ラトルズ
着物=日本
だけど、着物=日本産の絹では無いんですよね。
私が6歳ごろまで住んでいた山梨の小さな村では屋根裏部屋で養蚕している人が多く、母も当時手伝いに行っていました。
「蚕さん」「蚕さん」とよく話しに出て着ていたのを覚えています。
馴染みが深かった分、日本全体で養蚕がどんどん減っていることいも気が付かなかった。
『きものという農業』は農業というと食物と思ってしまう狭い嗜好を広げてくれ、また2007年当時の養蚕、麻、綿などの状況、ただ育てるだけでなく大地の重要性などを分からせてくれる本でした。
日本産絹が存亡の危機というのは聞いていたけれど、綿が自給率0%ということも知らなかった。
綿製品が好きだしよく着ますが、日本産おいうのも見るけます。
でもそれって日本で仕立てれば日本産とかけるからくりもある。
数日前に読んだ梨木香歩さんの『からくりからくさ』でも登場人物の一人が紬などの手仕事がどんどん失われていっていると書かれた文章を読んだ直後だっただけに連動して深く考えちゃいました。
2冊目の『天の虫 天の糸』ではプラチナボーイと呼ばれる雄の蚕さんからだけとった絹糸の開発とそれを使った染色や紬の職人さんの話が読めます。
伝統を踏襲しつつ現代に寄り添った新しい形を模索する職人さんたち。
着物好きの一人として、良いものを作っていく職人さんたちの労働環境が向上し、価格競争で値段を下げるのではなくいい物を適正な価格で取引できるような環境を作っていく着物好きになりたいです。
まずは現状を知るところから。
現状を打開しようと頑張っている職人さんを応援するところからはじめたいです。
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